国債って何?日本て借金しているの?誰から借りてるの?を解説
どんなことがわかる記事?
ニュースで予算案とかが話題になる時期ですよね。子供に国債って何?
と聞かれた時の僕なりの回答を書きます。
日本が2020年現在1100兆円もの借金をしてる、という事実は子供には驚きだったようです。と、いうか大人も驚きですよねw
そんな状態でも日本は平気なのか、それとも平気じゃないのか?(汗)を書いていきます。
今回の参考文献はこちらです。僕がお金の基本を最初に学んだ本です。
幅広く世の中のお金に関するものを解説してくれていて、社会人の必読書と言えるくらい本だと思います。
国債とは何かを一言で言うと?
一言で言うと
日本政府は1年間で100兆円くらいお金を使う。
だけど、お金が足りてないから国の中や外からお金を借りているんだよ。
その借りているお金のことを国債という。
という説明をしました。
例によって、ここからは子供に伝える文調で書いていきます。
毎年国が使うお金はどこからゲットするのか
100兆円のうち、ほとんどは税金から得ているよ。
税金というのは、
日本に住む人が、給料をもらったり、物を買った時に国に取られるお金のこと。
税金はみんなの生活を便利に安全にするために使われるって話をしたよね。
ちなみに、「1年間に使うお金の出どころ」のことを財源(ざいげん)という。
どれくらいお金を借りてるの?
でも税金だけじゃ足りないんだ。
100兆円をゲットする中で、32兆円ぐらいを国債という借金をしてまかなってる。
ちなみに、いままで合計どれくらいの借金をしていると思う?
(借りていて、まだ返していないお金の合計だよ)
なんと1100兆円!
今ある国債の総額を、国民一人一人、赤ちゃんからお年寄りまでに割り振ったら、
1人800万円の借金を背負ってることになる。
なんで破産しないの?
よくこれで破産しないよね。
普通の人だったら、借金しまくって、期限がきたら返さないといけない。期限に返せなくなって、破産することになる。
でも、日本の場合はどうしているのだろう?
実は、昔かりた国債(借金)を返すために、また新しい国債を出して借金する、っていうのを毎年繰り返している状態なんだ。
借金を返すためにさらに借金を増やし続けて、総借金額は1100兆円になってしまった。
誰から借金をしているのか
これは結構ややこしい話なんだけど、
ほとんどは国民の貯金額や、国民が払ったから保険料の中からお金から借りている
「???」と思うよね知れないね。お父さんも最初意味が分からなかったよ。
例えば、お父さんが100万円もの大金を銀行口座に預けたとするよね。
そのお金はしばらく使わない。
実はそのお金を預かった銀行は、例えば、こんな事をしてお金を増やしてる。
- 会社をやってる人に100万貸して、3年後に120万円にして返してもらう。
- 日本政府の出している国債を買って、100万円を5年後に105万円にして返してもらう。
国債は国から見ると借金だ。
でも、銀行から見ると「お金を貸してあげて、将来多めに返してもらう権利」になる。
だから、銀行目線では、「国債を買う」という言い方になる。
お父さんが預けた100万円はいつでも引き出してくれるけど、ほとんどの人は預けた後に引き出さずに置いておくから、銀行は預かっているお金の大半をこうやって増やすことをしているんだ。
日本はどうなるの?
今のところは日本は、国債の多くを上で書いたように国民の貯金などから借りてる形になっている。だから今のところは借金が増えたているけど、今のところは大丈夫。
でも、さすがに1100兆円ともなるとどうやって減らしていくのか、このまま借金額が増えていって世界的に信用を失わないのかを疑問視されている。
まとめ
国債って普通の人はあまり買わないし、自分の預けたお金で国債が買われてるって、なんとなくイメージがしずらいですよね。
一度では覚えられないと思うので、何度か教えてあげるといいと思います。
銀行の役割や日本銀行の役割についてもまた書きたいと思います。