パパのランダムアウトプット

少しでも、浅くでも、知ることに意味があるよ。

30代 家族持ちの男がやった固定費見直し

この記事でわかること

  • なんとなく生きてきた36歳男ががやった固定費の見直しの実例を共有
  • 家計における固定費削減の効果の大きさ

変える前と変えた後

変える前

  • 会社共済の生命保険(死亡保障)に加入
  • よくCMやってるがん保険に加入
  • 子供の学資保険に月3万円
  • 確定拠出年金はとりあえずバランス型を選んで放置

変えた後

  • 会社共済の生命保険(死亡保障)に加入
    → ネット通販型に切り替え
  • よくCMやってるがん保険に加入
    → 解約
  • 子供の学資保険に月3万円
    → 貯蓄 + 株式投資信託で長期運用
  • 確定拠出年金はなんとなくバランス型を選んで放置
    株式投資信託で長期運用
    → 「マッチング拠出」を始めて年間3.6万円の節税

死亡保障をネット通販型に

共済は会社に入った時に「お得だよ、この会社ならではだよ!」勧められてとりあえず加入していました。自分が死んだ場合に家族に2000万円入ると言うシンプルな保障です。


しかし、実際比べてみたら全然安くありませんでした(笑)



14年間で32万損していた

共済は、36歳で2,000万円の死亡保証が月額¥3,600。
これを楽天生命に変更することで、月額¥2,440に。

 

妻の保障も同時に見直し、年間 ¥23,520の固定費削減しました。

 

入社から14年の差額はなんと¥329,280 !

固定費の見直しがいかに大きいかわかりますね。(くやしい)

さらに手続きは全てネットで完結、クレカ払いできてポイントもつきます。

 

保障内容がシンプルではっきりしているものに関しては、価格競争が進んでいるのでネット型をお勧めします。

がん保険をやめた

がん保険はやめました。「健康保険 + 貯蓄」で備えることにしました。
理由は下記の2つです。

日本の健康保険は超優秀

保険適用の治療は、一般的な年収の人であれば、高額医療費制度適用されて1ヶ月 10万以下におさまります。
さらに会社員の場合は、傷病手当金がもらえ、最大1年6ヶ月は給料の2/3が支給されます。

先進医療を使う人は極小

ガンの先進医療に莫大なお金がかかるイメージがありますが、利用するのは100万人のがん患者のうち2000人程度らしいです。

ほとんどの医師は保険適用の治療が選択されます。

さらに先進医療って、
×「保険適用外だけど、すごい効果がある治療」

○「保険適用外だけど、効果があるかまだ検証段階の治療」

なのです。

ここは自分も誤解していたところでした。

上記から、「がんには貯蓄で対応」と考えるようになりました。

学資保険をやめた

学資保険はここがダメだった

子供2人分、17歳満期で月額3万くらい払っていて、結構な家計負担でした。

下記の理由からやめました。

  • 中身は「小額の保険機能 + 投資信託(資産運用をお願いする金融商品)」
  • 満期になると合計360万円くらい返戻金をもらえる契約
  • 資金を17年間ロックされるが、返礼率はたったの106%とちょっと増える位
  • 途中解約すると返戻金は大きく減額
  • 保険機能の薄い 死んだ時に払込が免除されるのみ
  • 貯金よりは増えるが、物価インフレに対応できない

もちろん、損をする可能性は低いのですが、リターンも大したことないので、

「増やしたい部分は株式投資で」と切り替えました。

 

株式投資を始めた(投資信託編)

楽天証券に口座を開設して、「全世界株インデックス型投資信託」に毎月積み立て投資を始めました。

僕も当初はこの名称を見ただけで思考停止していたのですが(笑)、ゆっくり分解すると下記になります。

  • 投資信託
    → プロにお金を預けて資産運用してもらう

  • 「インデックス型」
    日経平均、ダウ平均などの経済指数に連動するように株を運用する

  • 「全世界株」
    → 世界全体の株式市場に投資する。世界人口は増え続けており、長期でみれば世界経済は右肩あがりで成長していく。

 

otro.hatenablog.com

複利の力を知った

インデックス型投資信託のポイントは、「長く運用すればするほど複利効果で元本が増えていく」という点です。

  • 毎年、保有している株から配当金がもらえます。
  • その分配金を自動で追加で株購入してくれることで元本額があがります。
  • また翌年の配当も増えて、元本もまた増える

これを毎年繰り返していくことで資産は毎年どんどん増えていくこと効果を複利効果といいます。
10年以上運用すれば、コロナショックのような株式の暴落が起きても元本がマイナスになる可能性は少ないと言われています。

 

otro.hatenablog.com

 

確定拠出年金で節税

確定拠出年金というは、60歳以降もらえる年金を資産運用して準備する仕組みです。

 

会社が毎月掛け金を出してくれるが「自分で運用しろ」と突き放されます(笑)

自分はよくわからないので、なんとなく資産バランス型(運用おまかせ)型を選んでいました。

じつはこれが、非常に運用手数料が高いのです。
株式投資のリターンが年3~4%くらいなのに、年間の手数料が1~2%取られます。

 

これでは全然資産が増えない。


ここでも、「全世界型インデックス投資信託」にスイッチング(運用商品変更)しました。


もらえるのは強制的に25年後なので、ここでも時間をかけて世界経済の右肩あがりと複利効果に期待します。

さらに「運用利益」が全て非課税で、これも実に大きいことが投資を勉強してわかりました。

25年間運用して、運用利益が200万とか出てるのに20%位税金で取られるとか悲しい話ですよね。

マッチング拠出ってなんだ?!?!

また、マッチング拠出もはじめました。
会社の掛け金だけでなく、自分の財布からも掛け金を出すことです。


それにしてもこの名称どうにかならないんですかね(笑)

何をしてるのか全然わかりません(笑)


「自分の掛け金分」が課税対象所得から控除され、税金が返ってくる、というのが絶大な効果を生みます。

  • 年収 600万円
  • 所得税率20%、住民税10%
  • 年 12万円 マッチング拠出すれば年間¥36,000分税金が返ってくる


毎年のこの節税効果はかなり大きいですよね。

25年で90万円も節税ができるんですからね〜。


まとめ

こうして固定費削減を振り返ってみると、中長期的な効果の大きさを実感できました。

固定費削減は、「どれか一つでもやってみると、他のもやりたくなる」という素晴らしい効能があります(笑)


ぜひ皆さんも、まず一つでいいので、どれかから着手してみてださいね。