日本とアメリカは昔なぜ戦争をしていたの?帝国主義や植民地についても解説
どんなことがわかる記事?
昔、日本とアメリカは戦争をしていた。
日本は負けてボロボロになったが、1から国を作り直して経済大国になった、というストーリーは大人は誰もが知っていますよね。
でも、うちの子供にこれを話した時は、結構驚いていました。
特に、「なんでアメリカと戦争になっちゃったの?」という部分が気になったようです。
そりゃそうですよね。今は一番の友好国なのに、悲惨な戦争を繰り広げてたというのは、子供なりに不思議だったようです。
と、いうか、大人でもはっきりと理由がわからない人も多いですよね。
日本とアメリカはなぜ戦争してしまったのか、これを子供に説明するにはどうしたらいいか。僕なりに考えてみた説明を書いてみたいと思います。
ちなみに、私は右翼、左翼寄りの思想はなく、中道だと思っているので、
そういうつもりで読んでいただければ幸いです。
あまり長い説明は小学生は飽きてしまうので、短く、シンプルに書いてみました。
例によって、小学生の子供向けの文調で書きます。
今回の参考文献はこちらです。
「なぜアメリカと戦争したのか?」を一言で言うと
一言で言うと
当時は、強い国が弱い国を支配するという時代だった。
日本とアメリカは中国や東南アジアをめぐって喧嘩になり、結果的に戦争までいってしまった。
という説明を考えました。
昔の世界はかなり異常だった
今から150年~70年位前まで、世界はかなり異常な状態だった。
「列強」と呼ばれる豊かで強い軍隊を持つ国が、弱い国を支配する時代だったんだ。
強い国は、弱い国を植民地という状態にして、自分の支配下においた。
植民地っていうのは、そこの国の人たちに、なんでも言うことを聞かせる状態にしちゃうって感じだね。国の自由を奪っちゃうって事だよ。
こうして、強い国が、弱い国を従えて、自分の力を世界に広げていく考え方を帝国主義という。
スターウォーズに出てくる悪い帝国は、たくさんの星を従え宇宙を支配していて、物凄い力を持ってるでしょ?帝国ってあんなイメージだね。
東南アジアでイギリス、アメリカとぶつかった
実は日本も植民地を持っていた。今の台湾、韓国、北朝鮮、満洲(今の中国の北の方)を支配していたんだ。
さらに、石油がたくさん採れる東南アジアにも自分の植民地を広げようと、軍隊を送り込んでいった。
東南アジアにはイギリスの植民地があったんだけど、アメリカとイギリスは同盟を結んでいた。
同盟というのは国と国が仲間となって、「お互い攻撃されたら一緒になって戦おう!」という約束のことだよ。
イギリスはアメリカに助けを求め、またアメリカも近くのフィリピンに植民地を持っていたから、日本の動きを止めようとした。
石油がないと何もできない
アメリカは日本を止めるために、石油を売らないようにしたり、日本がアメリカの銀行に預けていたお金を引き出せないようにしたんだ。
帝国主義の時代では、石油がないと何もできない。
船、車も、飛行機も動かないから強い国でいることはできない。
特にその影響の大きく受けてしまうのは軍隊だ。
そこで軍隊の偉い人達は、「このままでは日本は滅んでしまう!」と主張した。
otro.hatenablog.com
追い詰められた日本は、このまま何もできずに貧乏になるくらいだったら、
一か八かでアメリカに戦いを挑んでやる!っと言うことで戦争を始めることにした。
この戦争の始まりとして、日本がハワイのアメリカの基地を攻撃しんだ。あの平和なハワイが実は戦場になった事があったんだ。
ちなみに、私が若い頃にこの映画を見て真珠湾攻撃の衝撃を受けました。アメリカ側の視点からのみ描いている点に賛否はありますがw
まとめ
植民地、帝国主義って説明しようとしてもなかなか難しいですよね。
ここの部分をいかにイメージを持たせるのが難しいと思います。
帝国主義の考えを元に、強い国が世界を取り合い、その結果国と国がぶつかって戦争になった、というところをしっかり伝えてあげるのがわかりやすいかなと思います。
実は、アメリカにはドイツに宣戦を布告し、ヨーロッパ戦線に参戦したかった、
という別の思惑もあったのですが、これを話し出すと長くなるので、別の機会に回そうと思います。