パパのランダムアウトプット

少しでも、浅くでも、知ることに意味があるよ。

自衛隊は軍隊じゃないの?自衛隊の歴史と戦力でない理由をわかりやすく解説

この記事で何がわかる?

今回は、小2の息子に「自衛隊」って何?軍隊と違うの?

って聞かれたので、私なりの答えを書いてみます。

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子供からはどうみても軍隊ですよね。

武器も持ってるし軍服着てるし。我が家の近くでは戦闘ヘリも飛んでるし。

 

なぜ軍隊ではないのか、小学生低学年向けのレベルで書いてみようと思います。

ここから下は、子供に話しかける文体で書かせていただきますね。

 
下記の書物を参考にしています。

実は日本はアメリカと戦争をしていた

日本は75年前まで、あのアメリカと戦争をしていたんだよ。

でもアメリカは強くて日本は負けてしまった。

無条件降伏」って形で降参したんだ。

 

無条件降伏というのは、

まいりました、なんでもあなたの言うことを聞きます

っていう意味だよ。

 

そこで、日本はアメリカの仲間として1から国を作り直すことにしたんだ。

 

アメリカはその時にソ連という大きな国とものすごく仲が悪かった。

だから必死で自分の仲間の国を増やそうとしていた。

 

でも日本軍も強くて戦争で手を焼いたから、日本にはもう軍隊を作らせずに、アメリカが日本を守ろうと思っていた。

 

この時、「憲法」っていう「日本で一番重要な、守らないといけないルール」を作ったんだけど、

そこで「もう軍隊などの戦力は持たないよ」っていう宣言を日本にさせたんだ。  


でも、朝鮮戦争が起きて事態が変わった

で、その数年後の1950年に、お隣の朝鮮半島朝鮮戦争という戦争が起こった。

そこで、アメリカ軍が朝鮮に戦いに行ってしまって日本は誰も守っていない状態になった。

 

そこでアメリカがこのままじゃまずいよな、と思って日本に

「自分たちで国を守る力をもちなさい」って命令したんだ。

 

そこで、日本は警察予備隊っていう組織を作った。

その後、

警察予備隊→保安隊→自衛隊

 と名を変えて、隊員の数はどんどん増えていった。

 

最初は簡単な鉄砲を持っているぐらいだったけど、

戦車や戦闘機などの強力な武器もたくさん持つようになった。

 

今では世界中の軍隊の中で、8番目にお金をかけている状態なんだ。 

(軍隊ではないから混乱しちゃうので、これは省いてもいいかもですねw)

 

それでも、自衛隊は軍隊ではない。戦力ではない

現実としては、自衛隊はどうみても軍隊だよね。

でも憲法で「軍隊はもたない」と言ってしまってるので、自衛隊は軍隊ではないんだ。

軍隊というと間違いになる。

 

確かに、現実と憲法が合ってないよと言えるよね。

だから、今、安倍首相は憲法を変えて、ちゃんと自衛隊のことを憲法に書こうね、としている。

 

君はどう思うかな?

 

まとめ

という感じで。かなり簡略化して説明しました。

煮え切らない感じですが、子供は納得してくれました。

 

もし誰かのご参考になれば。

 

池上さんの下記の本を読むと、とてもわかりやすく解説されているのでお勧めです。 

 

金本位制、兌換紙幣、不換紙幣とは?

何がわかるの?

金本位制って社会や歴史の時間にならいましたよね? でもなんとなく「金が大事なんだー」って感じでぼやっと暗記しただけで終わってないでしょうか?

ここでは、金本位制、兌換紙幣、不換紙幣についてざっくりと説明します。

そもそも紙幣は、両替商から始まった。

両替商ってどんな人たちかというと、今の銀行の祖先みたいな仕事をしていた人たちです。 (ちなみに、時代劇に出てくるお代官様と悪いこと企んでるのは越後屋ですねw)

昔のお金は、金、銀、貝など希少なもので作られていました。 しかし、これらは大量に持ち運ぶとかさばるととても重い、、、盗まれたりする可能性も出てきます。 誰かちゃんと管理してくれる人に預かってもらいたいですよね?

ここで預かってくれたのが両替商です。

その時に「預かり証」を発行してくれて、これは「いつでも金と交換できるよ」と両替商が保証しているという証でした。

いつでも金を交換してくれた

この預かり証を両替商のところに持っていけば、いつでも金と交換できるため次第に信用度も高まっていきました。 そうなれば、軽くて持ち運びも楽、信用度も高い、ということで、この預かり証がいつしかお金の代わりとして使われるようになりました。

いつでも金に変換してくることから、この預かり証がお金に進化してものを「兌換紙幣(だかんしへい)」といいます。 この、「いつでも金と交換できる」金本位制の基本原則です。

でも、金と交換して「くれなく」なった

しかし、経済がどんどん発展していくと、もっともっとお金を発行したいとなってきます。 手持ちの金だけでは足りなくなってきます。

そこで、1942年に日本は金本位制をやめました。日本銀行保有している金の量に関係なく これを「不換紙幣」といいます。

金の量で紙幣の価値を保証するのではなく、日本銀行、つまり日本政府がその価値を保証しています。 それをみんなが信用することで、お金として価値をもっている、使うことができる、というのが今の紙幣になります。

まさに今のお金は共同幻想によって成り立っているというわけですね。

今回は、下記の本を参考にしました。ぜひ読んでみてください。